つまらなくはないと思います。
でも最後まで坦々と読み進めて、そのまんま終わった感じ。
一応ヤマがないわけではないんですが、主人公の魅力がいまいちすぎるので正直微妙。
少なくともこちらの感情をかすかにもゆさぶってはくれませんでした。
どういまいちかというと普通すぎる。
死ぬ恐れがほぼ皆無でもモンスターの攻撃に普通にビビるし、大勢を相手にすると普通にキョドるし、順応性皆無だし、想像力もない。
RPG大好きなだけの平凡な学生の主人公と同じく召喚されたのはRPGのキャラクターたち。
未プレイのゲームもあるにはあるが、多くがプレイ済みで主人公が愛するキャラクター、そんな彼らはゲーム開始時の初期レベルで、その上指針となるものを一切提示されずに未知の世界に投げ出されたものだから初めから適正レベルを軽く超えたモンスターに戦いを挑んで簡単に命を散らしていく。
そんな折、主人公は自分がレベル99のカンスト状態、おまけにモンスターのほとんどが自分がプレイしたRPGの登場モンスターであることに気がついて…。
訳あって主人公の攻撃はアテにできないので戦い方を教えたり壁になったりのサポート要員になるお話なので俺TUEEE系は期待してはいけません。
まぁそれはそれでやりようがあると思うんですがそういう展開にもならないので。
で、ゲーム情報を活かして他キャラのサポートをしていくわけですが、単純にこのモンスターの適正レベルは…とかこのアイテムが費用対効果に優れている、戦い方は、とかぶっちゃけただの情報屋です。
一応大勢力のトップに祭り上げられるのでその中で成長をしてくれれば話はまた変わって来るんですがそういうのも正直弱いので。
あるキャラから集団のトップに立つ器じゃないと酷評されるんですが、本当にその通りだなと。
今後はわかりませんが少なくとも1巻時点では主人公の人間性が人を惹きつけているとは言い難いものがあります。
主要キャラが主人公側についているのもどうにも持ち前のおせっかいと主人公補正にしか見えませんし。
キャラ紹介、世界紹介の1巻としてもちょっと盛り上がらないお話でした。
せめて単なる情報屋ではなく思考を働かせて今後の展開を推測するなりしてくれればよかったんですが。
特にイベント戦闘の辺りはRPGオタクなりの解決をしていただきたかったところ。
つまるところ残念なことに主人公はゲーム知識を使うだけの人間で、活用する主人公ではなかったということです。
2巻以降はよっぽど評判がよくないとちょっと買えない。

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完璧なレベル99など存在しない (電撃文庫) 文庫 – 2012/11/9
ゲーマー少年・裕貴が目覚めたそこは、自分が今までにプレイしたゲームの登場人物たちが集う謎の異世界だった! しかも裕貴は何故かレベル99の「俺TUEEE」状態で……?
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2012/11/9
- ISBN-104048911295
- ISBN-13978-4048911290
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2012/11/9)
- 発売日 : 2012/11/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4048911295
- ISBN-13 : 978-4048911290
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,950,869位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず設定を詰め込みすぎており眩暈がしそうな勢いです。
最近流行りのデスゲーム系ゲーム世界召喚物。
主人公はRPG神級ゲームオタクでLv99、主人公以外は有名ゲームのNPC、それも900人以上。ゲームオタクなのでNPCやモンスターの事前知識アリ。
主人公はひたすら自分がゲーム世界外からの人間であることを隠し、隠していることを葛藤しながら安全圏から他のNPCが苦しむのを見て偽善的行為を行います。
なにごとも主人公に都合良く進み、主人公にとって都合の悪いことはいとも簡単に誤魔化して有耶無耶にします。
主人公、冒険していません。
読み易いのはたしかですが全てが予定調和です。
最近流行りのデスゲーム系ゲーム世界召喚物。
主人公はRPG神級ゲームオタクでLv99、主人公以外は有名ゲームのNPC、それも900人以上。ゲームオタクなのでNPCやモンスターの事前知識アリ。
主人公はひたすら自分がゲーム世界外からの人間であることを隠し、隠していることを葛藤しながら安全圏から他のNPCが苦しむのを見て偽善的行為を行います。
なにごとも主人公に都合良く進み、主人公にとって都合の悪いことはいとも簡単に誤魔化して有耶無耶にします。
主人公、冒険していません。
読み易いのはたしかですが全てが予定調和です。
2014年9月7日に日本でレビュー済み
今回読みたてほやほやなのはこの本「完璧なレベル99など存在しない (電撃文庫)」。
RPG専門ゲームオタクの男子高校生が主人公。
これまでプレイしたRPGは200本に及び、1人で30近くのゲーム攻略wikiの編集を行うほどゲーム内容に精通している。
そんな主人公がある日突然RPGの世界に放り出される、その日その時の前後の記憶はない。
状況の読み込めないままでいる主人公の前には、既プレイ未プレイ混在した約200本のロールプレイングゲームの登場人物達が集まっている。
登場人物のみならずモンスターやアイテムも混在している。
主人公のレベルは99。その他の登場人物のレベルは初期レベル。
俺Tueeee展開になるのかと思いきや、主人公が倒したモンスターは即座に復活してしまうという制約があった。
モンスターを直接倒すことはできなくともモンスターやアイテムの知識に精通した主人公はRPGの登場人物である仲間たちから軍師に抜擢され、さあどうなるかというのが大体のあらすじ。
――――ここから感想――――
2次元の世界に入れるという我らの夢を叶えて羨ましいじゃねぇかこの野郎という感じのお話だけど。
この主人公のヘタレっぷりのせいでキャラに魅力が感じられない。
いかにもラノベらしい、ラノベの見本のようなサブキャラ達にも魅力はない。
これは登場人物にリアリティを求めてしまう個人的な好みのせいなので、こういうキャラが好きな人は好きなのかもしれない。
ブヒブヒできる入浴シーンもあるし、主人公はヘタレなのにモテモテだし。
早く読み終われと思いながら読んでたけど、途中で放り投げるほど酷い作品でなかったのは救い。
続刊は買わないけどサクッと読みきれました。
あらすじに惹かれて買ってみたものの、登場人物に魅力がなければ、彼らが紡ぎだすストーリー展開にも感情移入ができないのだね。
設定は魅力的なのにとても惜しい作品だった。
RPG専門ゲームオタクの男子高校生が主人公。
これまでプレイしたRPGは200本に及び、1人で30近くのゲーム攻略wikiの編集を行うほどゲーム内容に精通している。
そんな主人公がある日突然RPGの世界に放り出される、その日その時の前後の記憶はない。
状況の読み込めないままでいる主人公の前には、既プレイ未プレイ混在した約200本のロールプレイングゲームの登場人物達が集まっている。
登場人物のみならずモンスターやアイテムも混在している。
主人公のレベルは99。その他の登場人物のレベルは初期レベル。
俺Tueeee展開になるのかと思いきや、主人公が倒したモンスターは即座に復活してしまうという制約があった。
モンスターを直接倒すことはできなくともモンスターやアイテムの知識に精通した主人公はRPGの登場人物である仲間たちから軍師に抜擢され、さあどうなるかというのが大体のあらすじ。
――――ここから感想――――
2次元の世界に入れるという我らの夢を叶えて羨ましいじゃねぇかこの野郎という感じのお話だけど。
この主人公のヘタレっぷりのせいでキャラに魅力が感じられない。
いかにもラノベらしい、ラノベの見本のようなサブキャラ達にも魅力はない。
これは登場人物にリアリティを求めてしまう個人的な好みのせいなので、こういうキャラが好きな人は好きなのかもしれない。
ブヒブヒできる入浴シーンもあるし、主人公はヘタレなのにモテモテだし。
早く読み終われと思いながら読んでたけど、途中で放り投げるほど酷い作品でなかったのは救い。
続刊は買わないけどサクッと読みきれました。
あらすじに惹かれて買ってみたものの、登場人物に魅力がなければ、彼らが紡ぎだすストーリー展開にも感情移入ができないのだね。
設定は魅力的なのにとても惜しい作品だった。
2012年11月11日に日本でレビュー済み
所謂俺Tueee系かと思ったらけっこうな捻りが加えられていました。
タイトルを復唱してみて納得。
今後足枷になりそうな設定な気もしますがそれはさておき。
世界観はけっこう複雑ですがそれなりにRPGに触れている人なら問題ないレベル。
この物語は最強の主人公が無双するお話ではなく、
RPGの知識が豊富な主人公が仲間達をサポートするお話と言った方が正しいですね。
序盤は散らかった印象でしたが中盤以降は面白く読めました。
中盤浮上する問題ではヒロインのシャノンにスポットが当たるのですが、
この辺りからは最後まで一気に読めました。
好きな展開だったのとキャラが好みだったのが大きいですね。
ただちょっと主人公の活躍の仕方が地味なので、
無双系のお話を期待している人は注意した方がいいかも。
タイトルを復唱してみて納得。
今後足枷になりそうな設定な気もしますがそれはさておき。
世界観はけっこう複雑ですがそれなりにRPGに触れている人なら問題ないレベル。
この物語は最強の主人公が無双するお話ではなく、
RPGの知識が豊富な主人公が仲間達をサポートするお話と言った方が正しいですね。
序盤は散らかった印象でしたが中盤以降は面白く読めました。
中盤浮上する問題ではヒロインのシャノンにスポットが当たるのですが、
この辺りからは最後まで一気に読めました。
好きな展開だったのとキャラが好みだったのが大きいですね。
ただちょっと主人公の活躍の仕方が地味なので、
無双系のお話を期待している人は注意した方がいいかも。
2012年12月23日に日本でレビュー済み
評価にはとても悩む作品です。
設定が今までになく新しいと言えばそうなのですが、
その設定のせいで爽快感に欠ける気もします。
今後がどのようになるか気にもなります。
淡々と進むストーリーに苦を感じなければアリですね。
今後化けることを願って☆3つです。
それと気になったのが、
キャラクターの容姿説明と挿絵の違いがありました。
昨今のラノベではイメージを作るのに挿絵は大事です。
細かい点ですが、ちょっと気になってしまいました。
設定が今までになく新しいと言えばそうなのですが、
その設定のせいで爽快感に欠ける気もします。
今後がどのようになるか気にもなります。
淡々と進むストーリーに苦を感じなければアリですね。
今後化けることを願って☆3つです。
それと気になったのが、
キャラクターの容姿説明と挿絵の違いがありました。
昨今のラノベではイメージを作るのに挿絵は大事です。
細かい点ですが、ちょっと気になってしまいました。
2013年7月7日に日本でレビュー済み
RPGキャラの中にただ一人現代人の主人公が混じってRPG世界でクリアを目指す作品。
設定は斬新ですが、主人公の性格がひどく、基本的な考え方や状況判断も「作者がこ
ーゆー展開にもって行きたいからこうした」みたいな感じで都合いいです。
まぁいろいろぐだぐだでも主人公さえしっかりさせとけばある程度の評価は出そうな
ものですがそれが一番足引っ張ってるうえに、ストーリー展開もひどいですからね。
2巻以降はわかりませんが、自分はここできりますね。
設定は斬新ですが、主人公の性格がひどく、基本的な考え方や状況判断も「作者がこ
ーゆー展開にもって行きたいからこうした」みたいな感じで都合いいです。
まぁいろいろぐだぐだでも主人公さえしっかりさせとけばある程度の評価は出そうな
ものですがそれが一番足引っ張ってるうえに、ストーリー展開もひどいですからね。
2巻以降はわかりませんが、自分はここできりますね。
2012年11月24日に日本でレビュー済み
タイトルの「レベル99」帯の「おれ」王「世界」「最強」「俺TUEEE」を見て購入してものの、全然強さを感じさせない、裏切られた感の残る本。イラストも表紙を見て購入すると中を見て落ち込むことになる。
設定をとりあえずたくさん詰めてみたものの、上手くいかされていない感があり、構成が適当に感じられ、また表現もときどき「?」と違和感を拭えない表現がちょこちょこ出てくる。
とりあえず、上記に躓きつつも、読みやすくさくっと読み終えることは出来た。。
設定をとりあえずたくさん詰めてみたものの、上手くいかされていない感があり、構成が適当に感じられ、また表現もときどき「?」と違和感を拭えない表現がちょこちょこ出てくる。
とりあえず、上記に躓きつつも、読みやすくさくっと読み終えることは出来た。。
2015年9月23日に日本でレビュー済み
他の方のレビューはけっこう辛口でしたが、自分はけっこう楽しめました
様々なゲームが混じり合った異世界へ飛び込み、ゲームマニアの主人公がLV99というオレ強ぇ!スタートのラノベです
たしかに、設定が盛り込みすぎていて、とっちらかっている印象がありますが
ヒロインが、とても切なく、そこを軸に読んでいくと、どんどん読めるんじゃないかなと思います
様々なゲームが混じり合った異世界へ飛び込み、ゲームマニアの主人公がLV99というオレ強ぇ!スタートのラノベです
たしかに、設定が盛り込みすぎていて、とっちらかっている印象がありますが
ヒロインが、とても切なく、そこを軸に読んでいくと、どんどん読めるんじゃないかなと思います